子どもの言い分 Part 1(3歳)

こんにちは。


れいれいこと

ライフコンサルタントのながせれいこです。


今日はなぜか今朝思い出した

幼稚園年少の頃の息子のお話です。


ある日、幼稚園バスから降りてきたシュートが

落ち込んだような元氣のない顔をしていました。


聞いてみても何も言わないのですが、

明らかに口数が少ない。

笑わない。


そうして布団に入った夜。

シュートが伝えてくれました。


シュート

「幼稚園でシュートのイスがなくなっちゃったの(泣)」と。



明日先生にお話してみようということになり

その夜は眠りにつきました。


で、翌日。

その話を担任の先生に伝えてみると・・・


先生

「確かに昨日、シュートくんは教室でずっとそう言ってました。

 でもシュートくんのイスはあるので、ここだよって言ってたんですけど」と。


なのでシュートに先生からの話を伝えました。

そしたらものすごい剣幕で


シュート

「あれは、シュートのイスじゃない! 

 シュートのイスは後ろに傷があるのにそれがないっ!!

 他の子がそのイスに座っちゃったぁ。(泣)」と。


なのでまたも先生に連絡。

すると思いがけない事実が判明したのです。


シュートが主張する自分のイスがなくなったその日、

幼稚園ではクリスマス会の練習があって

みんなでイスを持ってホールへ移動したとのこと。

しかもそのイスは、翌日も練習のため

そのままホールに置きっぱなしにしたと。


そんな時、幼稚園では、

誰がどこに座ることになってもいいように

普段、自分のイスにかけてある防災頭巾を外して

教室に置いていき、ホールからイスが戻ってきたら

防災頭巾をかけるらしいのです。


ここで私は「なるほどぉ、そういうことか!」と思いました。

でも先生はわからなかったようなので、

「たぶんこういうことかと・・・」と説明してみました。


その時の内容は、こんな感じです。


私「シュートは、ホールへ行く前に自分が座っていたイスの

  傷の話をしていたので、たぶんシュートにとっては、

  その傷のあるイスが自分の椅子なんだと思います。」


先生「と言いますと???」


私「ホールから戻ってきたイスに自分の防災頭巾をかけたら

  先生やみんなにとっては、それが自分のイスになると思うんですが、

  シュートにとっては、防災頭巾をかけたイスが自分のイスなのではなく

  元々座っていた傷のあるイスが

自分のイスなんだと思います。」


先生「そういうことですね。わかりました。

   でどうしたらいいでしょう?」


私「そこは先生の対応にお任せします。」



先生との話はここまでなのですが、

その後の話をシュートから聞きました。


先生は、シュートと話をしてくれたようで、

その内容はこんな感じです。


先生「イスをホールに運んで使うとね、戻ってきた時に

   自分が使っていたイスが

   自分に戻ってくるわけじゃないんだ。

   シュートくんが座っていたイスが

          他のクラスへいっちゃうこともあるんだよ。

   だから、戻ってきたイスに防災頭巾をかけたら

   そのイスがシュートくんのイスになるんだよ。」と。


その説明にシュートは納得したみたいです。


「シュートのイスね、あったんだ♪」と

とても嬉しそうに報告してくれました。


この時思ったこと。


自分のイス」というひとつの概念。


その捉え方は人それぞれなんだなぁと。


先生や周りの子にとっては、

防災頭巾をかけたイスが自分のイスだった。


でも、シュートにとっては、

元々座っていた傷のあるイスが自分のイスだった。


どちらも間違いじゃないなって思う。


シュートはシュートの世界を

とてもはっきり持っていたので

こういうことがいっぱいありました。


そのおかげで、

自分の思い込みで判断していることに

いっぱい氣づかせてもらいました。

人として育ててもらいました。


シュートには、ホント感謝です。


そんなシュートも今は高校生。


今、自分の人生を「どう生きるか?」

一生懸命考えているようです。


シュートの出す答えを信頼して

見守りたいと思っています。


子育て中は、たくさんの悩みや問題にぶつかります。


「どうしたらいいのか?」


その答えが見つからず、お母さんひとりが

抱えてしまうことも少なくありません。

そんな時は、ひとりで抱え込まず

周りの人に話してみてくださいね。


きっと、同じような経験をしたお母さんが、

いると思うから。


お母さんが笑顔になれない時は、

お母さんもいっぱいいっぱいの時。


そう感じた時は、まずはお母さん自身のケアから♡


「どうしたらいいのか?」の答えを見つけて

心を軽くできたら、お母さんは笑顔になれます。


お母さんの笑顔をいつも応援しています。


4コメント

  • 1000 / 1000

  • れいれい

    2016.06.07 06:33

    @依子こちらこそ、お問い合わせ ありがとうございました♪ 必要な時に 必要なタイミングでね。
  • 依子

    2016.06.06 15:10

    @れいれいありがとうございます(^_^)
  • れいれい

    2016.06.06 02:49

    @依子依ちゃん メッセージをありがとう。 予約は、以下のフォームからお願いします(*^^*) https://nagasereiko.amebaownd.com/pages/475295/page_201605210148