こんにちは。
あなたの生き方・在り方を応援する
れいれいこと
ながせれいこです。
今日は、13年ほど前のお話です。
息子はひとたび公園にでかけると
絶対に帰りたがらない子でした。
他の子は、眠くなる、お腹がすくなど
自分が帰りたくなるタイミングがあったり、
大人の都合により
飴やジュースなどのおやつにつられ
スムーズに公園から引き上げられたり、
とにかく「帰るタイミング」というのがあったんです。
うち以外のみんなには。
しかし! うちの息子にはそれがなかった!
いや、「それができなかった」と言ったほうがいいかもしれない。
まず、私が「そろそろ帰ろうか」と言っても帰らない。
みんなのようにお菓子でつっても帰らない。
当時住んでいた我が家の近くにあった公園は、
サイクリングコースがあるような大きな公園だったので
よくお弁当を持って行っていました。
つまり、公園にいる時間はとっても長いのです。
午前10時から夕飯の支度をする夕方までと。
それでも毎度帰りたがらない。
なのでいつも帰るのは最後。
ある日、私の妹が遊びに来ていて
一緒に公園に行きました。
私が息子を自転車に乗せて帰る姿を見て
妹はこう言いました。
「なんか、まるで誘拐される子どもみたいだね。」と。
息子は、全身全霊で帰りたくない気持ちを表現するため
ものすごい大泣きだったのです。
妹に誘拐みたいと言われても
「そのとおり」と感じる私。
仮に私が、私と息子のような大人と子ども
(無理やり自転車に乗せようとする大人に激しく抵抗する子ども)を見たら
私も絶対に誘拐を疑うと思う。
実の親と一緒に帰るのに
こんなに大騒ぎする子は、見たことがなかったから。
で・・・
今となっては、それもいい思い出のひとつだし
何でもないことなんです。
でも当時はすごく気になりました。
人の言うことが聞けない子なんじゃないかとか
協調性がないんじゃないかとか
他の子とちょっと違うところを見つけただけで
私の心は不安Max!
帰りのことを考えると
行く前から氣持ちが重たい日もありました。
でも、そんな時期も
1年ちょっとだったと思います。
その時の1年は、とても長く感じていましたが、
今振り返ると「たった1年」って思えるし
先ほども書いたように、本当に懐かしいいい思い出です。
子育てをしていると
親として不安にを感じる瞬間はあると思います。
でも、その不安は親である私たちが
大人の視点で物事を見て、判断して、
勝手に抱いている不安であることがとても多いように感じます。
当時の私もそうでした。
他の子達は、お母さんが帰ろうと言ったら帰るのに
うちの子は帰らないから、不安になりました。
他の子達は、親が用意したおやつを
「飴をあげるから帰ろ」と言うと喜んで帰るのに
うちの子は「帰りたくないからいらない」と言うところが
みんなと違うから不安になりました。
でも、少したって冷静に考えてみると
素晴らしいほど自分の意思をハッキリと持った
それを全身全霊で表現できる表現力を持ち合わせた
体力のある子どもだったということ。
ただそれだけのこと。
みんなと同じじゃなくていいんだ。
みんなと違っていいんだ。
それがその子の個性。
そう思えたら、公園から帰らないことが
どうでもいいことに思えて
公園に行くのがめちゃくちゃ楽しくなりました♪
子育て中は、色んな不安がつきまとうと思います。
ひとりで抱えていると
その不安に押しつぶされそうになったり
お子さんに優しくなれなかったり
子育てが辛いものになってしまいます。
そんな時は、お母さんであるあなたの心を軽くするために
ぜひ電話・Skypeセッションで不安を口にしてみたり、
スマイル♡カフェでホッと一息ついたり、
あなたのための時間を大切にしてくださいね♡
♡おまけの話
息子が公園から帰りたがらないある日、
主人が外食で夕飯の準備がいらなかったため、
朝のうちに息子の夕飯を作ってから
公園へ遊びに行ったことがありました。
何時に公園についたかは覚えていないのですが、
早めのお昼を食べて遊びに行ったように思います。
12時半とか13時とか。
で・・・
息子が「帰りたい」というまで
帰らないことに決めて公園に行きました。
結果、息子は19時半になって
周りが暗くなっても
人がいなくなっても
公園で遊び続けました。
その時、「ホント体力あるなぁ」と
ただただ感心しました。
でもそのおかげで、とてもほのぼのとした光景を
目にすることができました。
18時を過ぎると公園にはほとんど人がいなくなるのですが、
19時を過ぎた頃、お母さんは仕事帰り
お子さんは保育園帰りという感じの親子が、
夜の公園で遊びながら今日1日の話をしてました。
公園にいた時間はとても短いけれど
親子のいい時間であることは
そばで見ていた私にも伝わって
ほのぼのしました♡
どんな小さなことでも
お母さんがひとりで抱えていると大きく重たくなってきます。
お母さんの心が少しでも軽くなるよう
お母さんの笑顔をいつも応援しています。
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