ある日の授業参観で

こんにちは。


れいれいこと

ライフコンサルタントのながせれいこです。


こちらのブログは、以前書いた記事に(2009.6.26 )

修正をくわえてお届けしています。


*   *   *   *   *   *   *


今日は息子の学校公開(小学4年生)でのお話です。


授業で生徒が発言する。

それはどこにでもある普通の光景。


けれど、その日の学校公開で見た授業は、

いつも目にする授業風景とちょっぴり違っていたのです。


その授業には、全員が自主的に参加することができ、

一体感があるように感じました。


さて、息子のクラスではいったい何をしていたのでしょう?



それは、発言をした子に対して

それを聞いている周りの生徒達が、


「いいです!」

「同じです!」

「わかります!」


という言葉で反応を返していたのです。


たったこれだけ。

なのですが・・・


これがどんなに大切なことなのかは、

発言している子の表情を見ていたら伝わってきました。


自分が発言する。→ みんなから反応が返ってくる。


みんなからの反応を聞いて、

発言した子はみんな嬉しそうです♪


もう少しわかりやすくお伝えすると、

こんな感じのやりとりがされているのです。


発言する子:「私の答えは◯◯です」  →  クラスのみんな:「いいです」

発言する子:「僕は◯◯だと思います」 →  クラスのみんな:「同じです」

発言する子:「◯◯がいいと思います」 →  クラスのみんな:「わかります」


と、こんな感じ。


クラスがひとつになって

とてもテンポよく授業が進んでいるように見えます。


もちろん全員が同じ答えではありません。

なので、反応はバラバラです。


けれど、全員が参加してるんです。


だから授業に一体感があるし、

みんな自分が反応を返すので、

発言を一生懸命に聞いています。



みんなの反応がイマイチの時、

発言した子の表情は不安そうです。


するとその状況を察知した先生が

発言した生徒さんに聞くのです。


先生:「◯◯さん、安心できましたか?」

発言した子:「いいえ」

先生:「(クラスのみんなに対して)◯◯さんは、安心してないって」


すると先生の言葉でみんなが反応を返します。


「いいです」

「聞こえなかったのでもう一度言ってください」

などなどそれぞれの言葉を口にします。


先生は、発言した子が「安心しました」と言うまで

そのやりとりを繰り返します。


クラスのみんなの反応がイマイチの時は、

発言がよく聞こえなかったか、

同意できないかのどちらかがほとんどのようです。


そして、発言する生徒さんにとって

クラスのみんなの反応はとても楽しみなようです。


先生は、人の意見を聞く大切さを教えると同時に

その意見にどんな反応を返すのか?

という大切なコミュニケーションを教えてくれているように感じました。




家族との会話の中で

お友達とのおしゃべりの中で

会社の仕事中の会話で


私たちが

どんな風に相手の話を聴くのか?

どんな表情で聴くのか?

どんな反応をするのか?


それはコミュニケーションのひとつとしてとても大切なこと。


子供たちはその大切さを

肌で感じ、心で受け止め、

お友達との関係を上手に育んでいるように感じました。


コミュニケーションは、聴き手の姿勢が大切と言います。

聴き手の深さがコミュニケーションの深さになるからです。


あなたは、話を聴く時、

どんな風に話を聴いていますか?

どんな表情をしていますか?

どんな反応を返していますか?


次回は、ここに書ききれなかった内容

『聴き手の深さでコミュニケーションが決まる』をお届けします。


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